貧困の連鎖をたちきる

またランニングに行ってきました。やっと桜も咲き始めた札幌です。が、はてなさんによると写真がこれ以上のせられないとのこと。。。画像のアップロード制限限界が小さい気が。。。ひっこうそうかしら。
今日はNHKドキュメンタリーWAVEを見ての感想。最近、すごくおもしろいドキュメンタリーが多いです。今日の作品はなかなか秀逸でした。銃規制案が否決されたアメリカ。その中でも銃による犯罪の多発と銃犯罪の低年齢化が際立つシカゴにフォーカスして、町の銃犯罪撲滅をかかげたNGO団体の活動をとりあげていました。
シースファイア、という活動です。以下にリンク。
http://cureviolence.org/

地元の元ギャングを雇い、彼らに現地スタッフとして見回りをしてもらい殺人事件を未然に防ぐ。現地スタッフとして見回るメンバーにはいざこざがおきたときの対応を事前にトレーニングしている。活動の中現地スタッフのメンバーからいろいろなアイディアがだされ、実践している。
ドキュメンタリーの終盤では低年齢化に焦点を当てて、どうしたら子供たちを間違った道に歩ませないか、という部分が強調されていました。子供たちは親が生きるために犯罪に手を染めていく姿を見て育つために悪いことなのかよいことなのかわからなくなる。ドキュメンタリーの中でも10代の子供たちが悪いこととはわかってるけど、抜け出せない。もしまっとうに生きられるならそうしたいし、仕事がほしい。仕事をしてお金を得て、もう一度勉強したい、といっているのが印象的でした。

親の貧困による子供の貧困は、どこの国でもおこっている。地域性や宗教はもちろん問題の中に絡まる複雑要素ではあるのだろうけれど、もっともっと根本的な部分にて考えるとどこの国でもどの地域でも共通している部分はある。お金だ。

勉強にお金がかからなければいいんだ。しかも楽しくできればいい。

私は最近じぶんのやっていることにたいしていろいろな考えが浮かび上がっている。自分の経験も通してのこともある。北海道の田舎で車を運転できない子供のころは本だってまともに買えなかった。本を買うために町に行くお金。学校に行くお金。塾へ行くお金。お金お金お金!いつだってお金の問題は私につきまとった。

こどものためのe-learningはひろがりつつある。たくさん無料で提供されている。でも、e-learningをするには多少の設備が必要だ。。。家にPCやネット環境がないのが普通のエリアだったらどうするんだって話になっちゃう。
でも、それでも少しづつ変わってきているんだろう。自分の子供のころからすると日本のネットの普及の状況だってモバイルの状況も変わってきた。学習にあたる費用が、昔と比べたら安価になりつつあって、高度学習へのハードルがどんどん下がっている。チャンスは多くの場所で与えられるようになっているんじゃないだろうか。

それは他の地域でも国でもそうあってほしい。チャンスが得られなかった人たちに、機会を。意思さえあれば這い上がれるってこと、弊害となるお金の問題をわたしは技術で解決できるって願ってる。

いずれそういった舞台に立つ予定。みんなの自立していく支援ができればいいな。
だからいまはCCNPがんばるよ。
千里の道も一歩から、この言葉は今の自分にすごく胸にしみる。